ただの日記

映画と本の感想と仕事の愚痴

チヨ子(宮部みゆき)

一言でいうと忙しい人のための宮部みゆきだった。

おもしろい、宮部みゆきの作品の王道展開のきもちのいい驚きが好きだし

文章もとても読みやすい。

けど、短編集だからすごくひとつひとつの作品がものたりない、もっとかいて!

心情描写とかほかの設定とかまだあるだろ、もっと読ませろ!!ってなる。

別にまとまっていないわけではないんだけど、

登場人物が魅力的だから彼らをもっと見たくなるんだと思う。

 

短編集だから好きな作品の話をすると

表題作のチヨ子はとても好き。

恒川光太郎とかも好きなので。

よくわからないし、言葉であらわすことは難しいけどちょっと怖い話とかすごく好き。

 

チヨ子のあとに、聖痕まで一気に読んだけどこの二作品が印象的だった。

宮部みゆきのほかの作品はいくつか読んだけど、

時代物ではないのはブレイブストーリーが印象的だった。

それらに共通する宮部みゆきの作品の惹かれるところは

子供時代の環境が大人になってどう影響するかというところを

描いているところなのかなと思う。

ブレイブストーリーは大人にはならんかったけど。

 

私は常々人が決断するとき、何を判断基準とするかというのを考えている。

例えば好きな色とか、進路とか、そのときの環境や知識とやっぱり

今までの生活してきた環境が大きいんだろうなと思う。

政治家とか、大きな建築物を建てる人とか、著名な創作をする人たちと

そうではない人たちは思考や決断にどこまで差があるのかなと考える。

考えるだけで結果は出ないんだけど、

そういうことを宮部みゆきさんも考えているのかなと思ったりした。

 

相変わらずまとまりのない文章だけど

長編作品をとりあえず読みたくなった。

 

チヨ子 (光文社文庫)

チヨ子 (光文社文庫)