ただの日記

映画と本の感想と仕事の愚痴

チヨ子(宮部みゆき)

一言でいうと忙しい人のための宮部みゆきだった。

おもしろい、宮部みゆきの作品の王道展開のきもちのいい驚きが好きだし

文章もとても読みやすい。

けど、短編集だからすごくひとつひとつの作品がものたりない、もっとかいて!

心情描写とかほかの設定とかまだあるだろ、もっと読ませろ!!ってなる。

別にまとまっていないわけではないんだけど、

登場人物が魅力的だから彼らをもっと見たくなるんだと思う。

 

短編集だから好きな作品の話をすると

表題作のチヨ子はとても好き。

恒川光太郎とかも好きなので。

よくわからないし、言葉であらわすことは難しいけどちょっと怖い話とかすごく好き。

 

チヨ子のあとに、聖痕まで一気に読んだけどこの二作品が印象的だった。

宮部みゆきのほかの作品はいくつか読んだけど、

時代物ではないのはブレイブストーリーが印象的だった。

それらに共通する宮部みゆきの作品の惹かれるところは

子供時代の環境が大人になってどう影響するかというところを

描いているところなのかなと思う。

ブレイブストーリーは大人にはならんかったけど。

 

私は常々人が決断するとき、何を判断基準とするかというのを考えている。

例えば好きな色とか、進路とか、そのときの環境や知識とやっぱり

今までの生活してきた環境が大きいんだろうなと思う。

政治家とか、大きな建築物を建てる人とか、著名な創作をする人たちと

そうではない人たちは思考や決断にどこまで差があるのかなと考える。

考えるだけで結果は出ないんだけど、

そういうことを宮部みゆきさんも考えているのかなと思ったりした。

 

相変わらずまとまりのない文章だけど

長編作品をとりあえず読みたくなった。

 

チヨ子 (光文社文庫)

チヨ子 (光文社文庫)

 

 

ジャックとジル(2011)

びっくりした、

面白くなくて。

 

でもアル・パチーノ出てるし、なんでだ。

 

話は面白くないけど、掛け合いとかテンポとかはアメリカのコメディとしているから

普通に見れるけど、掃除でもしながらだらだら流すくらいでいいかなと思う。

最後はハッピーエンドだから、別にいいんだけど 

これ見たあと、おもしろいってなんだろうって考えたよね。

 

アダム・サンドラーの映画って

50回目のファーストキスの印象つよくて、あと下ネタ系のコメディやってたな

くらいだったんだけど。

 

びっくりしてさっき調べたらラジー賞受賞してるわ・・・。

納得。

 

ジャックとジル [DVD]

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青年のための読書クラブ(桜庭一樹)

新刊が出たと思って買ったら新装版だった。

 

だいぶ昔に読んだけど、いい機会だから久しぶりに読んでみようと思って読んでみた。

桜庭一樹といえば砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けないが一番好きで

伏なんかはあんまり好きじゃない。けっこう作品によって好き嫌いがわかれるけど

これはとても好きな部類。

タカハシマコさんのかいた漫画版もずいぶん昔に買った覚えがあるが

家の積み上げられた本の山にあるのか、売ってしまったのはわからない。

ここ最近見た覚えがないから売ったんだろう。

 

桜庭一樹の好きな作品は小女の夢と現実で生きている中で

特定の個人をピックアップしてその少女たちの葛藤なりをえがいているところだ。

少女、残酷、サムワン、男性や大人への嫌悪感、またそれに対しての憧れ。

このあたりがキーワードになるのかな。

この嫌悪感というところがまた、自分たちを穢れていないものと盲信する

ここが土台になって話がすすんでいくから面白い。

癖になる。

同じ気持ちになるのが古谷兎丸のライチ光クラブだったりする。

 

もうひとつ。

少女たちは大人になる、

少女時代の終わりがあることが読んでいて

胸がきゅっとなる、時につらいというかずっとつらいし読後も

しんどいけどこれもまた癖になる。

このすぐに終わってしまう、ただし少女たちが永遠に終わらないと

感じてしまう少女時代に触れたくて読むことをやめられない。

それは私がもうなくしてしまった、少女のときが懐かしいからだろうか。

 

ちなみに短編集だが、私は一番最初にある烏丸紅子と妹尾アザミの話が

一番印象的だった。

妹尾アザミがこの作品の中で一番私が好きだからだと思う。

少女たちに一時の夢を見させ、王子を作り、本人はというと

いろいろと思いながらも紅子が去ったあと、何も言わずに自分の道を

すすんでいくことが本当に惹かれる。

あこがれでもかっこいいとも思わないけど、ただ単に惹かれる。

アザミの自分がけして手に入れることができないものを、目の前にしたときの

感情はあまり描かれていないけど、少ないからこそ心にひびく。

私も蕾と同じく知性に対して圧倒的崇拝があるからだろうな。

 

今度休みの日に

最後に出てくる、中野ブロードウェイを久しぶりにぶらつきながら

少女ではなくなった女性たちのことを考えて帰りはラーメンでも食べに行きたい。

 

 

青年のための読書クラブ (新潮文庫nex)

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青年のための読書クラブ 1 (Flex Comix)

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ライチ☆光クラブ (f×COMICS)

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家族はつらいよ(2016)

西村正彦年取ったな、ってとにかく思った。

 

釣りバカ日誌シリーズがめちゃくちゃ好き。

そのノリで見たらやっぱり面白かった。

 

めんどくさい人たち、こういう人いるいる~ってなって本当に

実生活ではかかわりたくないけど見てる分にはおもしろいなと思う。

長男とお父さんね。

 

次男のつまぶきくんかっこよかった。

わたしも末っ子だから家族の接着剤になってるから

わかるわかる、ってなった。

しんどいんだけど、家族は大事だから、でも最終的には自分の

生活を優先させることは大事。

 

大家族は大変そうだけど楽しそう。

 

楽しいけど最後はちょっと寂しい気持ちになるのは

日本の映画の好きなところだ~

なんだっけ、郷愁?わからんけどそんなかんじ。

きゅっとなる。

 

2も公開中だから見に行きたいけど

映画館行くことがめんどうくさい、外に出るのが億劫。

 

 

家族はつらいよ

家族はつらいよ

 

 

 

ミスター・アーサー(2011)

女性からしたらシンデレラストーリー

テンポがよくて面白かった、

ホブソンが死んだのがとても悲しい。

 

つよい女性でかっこいい女性なのにホブソンはくまちゃんが好きなところが

とてもかわいい。

いちばんの愛情はアーサーとナオミの間ではなくて

アーサーとホブソンにあると感じた。

 

だからこそナオミのことがあまり好きになれなくて、

むしろいっそスーザンと結婚してホブソンとアーサーの毎日続いてほしかった。

でもスーザンがホブソンのことを悪くいったところでこいつぁねーわと思ったけど。

 

アメリカ人のあたまのおかしなお金の使い方は

ウルフオブウォールストリートとか星の王子ニューヨークに行くとかも

すごく見てておもしろい。

すごい豪快。